戦う戦士には、3つの境地がある。
一番下の境地は、お人よしの境地だ。
戦いの真っただ中にありながら、武器も防具も持たずに、
ハイキングにでも出かけるような気持で戦場に赴く。
当然ながら、完膚なきまでに叩きのめされるだろう。
2番目の境地は、逃げ腰の境地だ。
戦いの真っただ中にありながら、真剣に向き合おうとせず、
小細工を弄して危険から逃れ、小手先の理屈で勝ち抜こうとする。
雑魚を相手に多少の勝利を得るかもしれないが、
遠からず真実の戦士と出会い、必ず敗北するだろう。
3番目の境地は、戦士の境地だ。
戦いから逃げずに、真剣に準備を整えて、勝利を目指す。
戦略を練り、武器と防具を備え、人事を尽くして天命を待つ。
徹底した努力と練習によって、不安と恐怖は、自信と勇気に変わった。
肩の力が抜けて、自然で美しい動きの中に、必勝の鋭さを持つ。
太陽が雪を溶かすように、敵の鎧を溶かし、必ず勝利を得るだろう。
それがどんなに恐ろしい場でも、決して目をそむけてはいけない。
自信と勇気を持って立ち向かっていこう。
志を胸に肩の力を抜いて正面から立ち向かっていこう。
大丈夫、あなたならなら勝てる。
あなたは、もともと最強の戦士なのだから。