T区役所福祉課が主催の手話通訳者コミュニケーション講座を担当しました。本講座は、4回目であり、実は、昨年度は、予算の関係でいったん途切れた講座ですが、受講された皆さんのアンケートで、復活することになったものです。そこまで私どもの講座を楽しみにしてくださる方がいらっしゃるとお聞きして、大変光栄に思った次第です。
講座の概要は以下の通りです。
<手話通訳者コミュニケーション講座>
(テーマ)コミュニケーションの深みを探求する。
(ねらい)
1.お互いにパーソナルに知りあう。
2.ノンバーバルコミュニケーションを探求する。
(人数)15名
(時間)18:30~20:30
受講された通訳者の皆さんは、基本的に元気で明るい方々ばかりであり、講座も、元気で明るい楽しい講座になりました。特に今回は、短い時間ながら、コミュニケーションの深みを探求するというテーマを掲げており、言葉によらないコミュニケーション=感情、対人間プロセス、雰囲気、グループダイナミズムなど様々な要素についての理解を深めてみようという野心的な試みに挑戦することになったのですが、それこそ、普段から手話通訳という言葉によらない静かなコミュニケーションに熟練されているみなさんですので、難なく実習を体験し、楽しく体験を振り返ることができた次第です。
人を理解するときには、その深みと大きさには際限がないこと、所詮は人は分かり逢えないという信念は単なる思い込みであって、人と人とは驚くほどわかりあえること。分かりあえるからこそ嘘のない真実が通る生き生きとしたクリエイティブなチーム(社会)となることを体験を通して学ぶことができたのではないかと思います。
すばらしい受講者のみなさんでした。ともに学べたことを大変光栄に思っております。素敵な学びの時間をありがとうございました。