ずば抜けて高い日本の子供たちの孤独感

          日本の子供は先進国でずば抜けて「孤独」…幸福度調査

 国連児童基金(ユニセフ)は14日、先進国に住む子どもたちの「幸福度」に関する調査報告を発表した。
 それによると、子どもの意識をまとめた項目で、「孤独を感じる」と答えた日本の15歳の割合は、経済協力開発機構(OECD)加盟25か国29・8%と、ずば抜けて高かった。日本に続くのはアイスランド(10・3%)とポーランド(8・4%)だった。
                             読売新聞(2007年02月14日)

 

 古いデータですが、大切なことだと思ったので、引用しました。

 ユニセフの意識調査によると、先進国の中で、孤独感を感じる子供たちの割合が、ダントツに高い国が日本だったとのことです。

 最近、子供たちの暴力が増加傾向にあるというニュースも発表されましたが、その原因となっている重要や要素が、この孤独感なのではないでしょうか。

 『学校では信頼できる気の置けない大好きな友人たちとともに学んだり遊んだりして、家に帰れば愛する家族にに囲まれて、時にはけんかをしても愛されている実感を持って生活をする』、そんな子供が、簡単なストレスで切れてしまい、衝動に駆られて意に反して暴力をふるってしまうことをするでしょうか?

 そんな心境に追い込まれている状況というのは、全く逆に、『学校では、いついじめにあうかわからない恐怖とともにあり、級友とも感情を傷つけないようにかかわるので、自分の気持ちを相手に分かってもらうことなんかない。先生だってキャリアに傷つけないことだけを大切にしていて、問題があっても見て見ぬふりで信じられない。家に帰っても、みんな暗い顔で、機嫌が悪く、自分のことで手いっぱい。たまに会話しても冷たさしか感じない寂しさの中、自分も他人も大切には思えない』、そんな心境で心がいっぱいになってしまった子供たちが、きっと問題を起こしてしまうのだろうと思います。この問題は、学級崩壊やいじめ、登校拒否や様々な教育問題ともかかわっているのではないでしょうか。

 どうしてこんな問題が起こってしまったのでしょうか?世界中で、日本だけなのです。これは、ひとえに教育をリードしてきたリーダーたちの問題、ある意味で失敗といえるのではないでしょうか。こういう問題をよく理解して、文科省や教育に携わる人間は、私も含めて、猛反省すべきですよ。そして、早くこうした問題を解決できるように努めるべきだと思いますね。

 しかし、こうした問題に対処する方法として報道されることは、全国テストなどの競争の強化、厳罰主義、ゼロトレランス(不寛容)方式、など、おおよそ、ますます分離感と冷たさを助長する政策ばかりが目につきます。どんなに優秀な施策でも、さらなる分離感や脅迫を感じる方法は、子供たちにとってはますますの不信感を強化する働きかけと感じ、さらなる孤独感をもたらすでしょう。

 大切なことは、信頼感の回復。シンプルに会話の回復、愛の回復なのです。これができるのは、子供たちの主体性ではなく、大人たちのリーダーシップによるのですから、大人たちが、体を張ってこうした教育に取り組む必要があるのだと私は思いますね。

 信頼と愛の回復の教育。本当に実現するためには、とてつもない勇気とエネルギーと努力が必要だと思いますが、私自身は、ライフワークとして挑戦していきたいと思います。大切なことは、子供たちの自信と元気の回復なのです。子供たちには、自分で素晴らしい人生を切り開く限りない可能性を秘めている。それを引き出すのは自分自身の力であり、そんな自分の力に気づき、自らの足で立てるように支援することが本当の教育なのだろうと思います。ぜひ政府もこうした意見に耳を傾けて、政策に反映させてほしいと思いますね。

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