2014年度 体験型新入社員研修(公開講座)「アトランティックプロジェクト」
・体験型プログラム「アトランティックプロジェクト」による新入社員研修公開講座です。
・楽しく熱い体験を通して、大切なことを体とハートで学びます!
・前向きで粘り強い企業人スピリット、ビジネスマナーなど、企業人の基礎を学びます。
・少人数から受講できます。
・さまざまな業種や企業から参加されますので、刺激になり、人脈がひろがります。
・低コストでかつ高いクオリティの講座です。
・プロフェッショナルな講師陣が、情熱と信念と愛情をもって指導をいたします。
体験型新入社員研修の決定版、ビジネスの基礎を体得し情熱に火をつけます。
<プログラムのねらい>
テーマ「学生から企業人への意識転換を図り、主体的に輝くたくましいビジネスパーソンとなる。」
1. 主体的に輝くたくましいビジネスパーソンに必要な心構えを学ぶ。
前向きな姿勢、粘り強さ、キャリアビジョン、新入社員としての心構えを学ぶ。
2. ビジネスパーソンに必要なコミュニケーションのスキルを学ぶ。
3. ビジネスパーソンに必要な基礎知識とスキルを体得する。
ビジネスマナー、営業知識、顧客満足の精神、仕事の進め方、会社の仕組み、企業財務、品質の重要性、報連相、について学ぶ。
経営シミュレーションによる楽しく熱い体験を通して、体とハートで学びます。
起業編 | 営業編 | プロジェクト編 | キャリアヴィジョン編 |
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「アトランティックプロジェクト」と言う謎の仕事を巡って、6人でチームを作り、会社を起こします。コミュニケーションと会社の仕組みを学びます。 | 営業活動を展開し、「アトランティックプロジェクト」の謎を解いていきます。ビジネスマナー、営業知識を学びます。 | 「アトランティックプロジェクト」の受注を得て、実際に遂行します。プロジェクトの成否によって成果が変わり、売り上げと利益の決算をします。効果的な仕事の進め方、組織の仕組み、チームワーク、企業財務の仕組みを学びます。 | プロジェクトの成功を祝して祭典を開きます。前向きな姿勢と粘り強さの重要性、新入社員に必要な心構え、キャリアヴィジョンを学びます。 |
体験型新入社員研修(公開講座)アトランティックプロジェクトの学習内容について
第1部「起業編」
1.会社の仕組み
・会社とは、お金を稼ぐプロフィットセンターであり、企業目的に向かって協力し合う組織
2.コミュニケーションの重要性
・コミュニケーションは21世紀の重要な企業戦略の一つ
・コミュニケーションは、新入社員の最重要スキル
3.コミュニケーションの改善ポイント
@リラックス…お互いの誤解を減少し、懸念を解消すること
A話すこと…自分らしく話すためのポイント
B思い込みに注意すること…自分が感じたことは真実ではないこと
C自分を大切にすること(楽観性)…自分やチームの力と可能性を信じること
Dあきらめないこと…コミュニケーションはそんなに生易しいことではないこと
E勇気…勇気がコミュニケーションの第一歩であること
Fそして耳を傾けること…最後には聴くことが関係性を創造すること
第2部「営業編」
1.ビジネスマナー
・ビジネスマナーの基本は自信と誇りと誠実さ
・言葉遣い、電話応対のマナー
・名刺交換、あいさつ、接遇応対のマナー
・指示を受けること報告をすることは、新入社員のもっとも大切な仕事
2.営業マインドと顧客満足の精神
・営業マインドは、どんな職種にも大切な要素
・大切なことは、完璧さ器用さよりも、丁寧さと誠実さ
第3部「プロジェクト編」
1.経営の仕組みと全体像
・戦略立案、経営計画、プロジェクトの遂行、決算の流れ
・企業経営に必要なものは人・物・金・情報、そしてチームの叡智と少しの勇気
2.仕事の進め方の基本とマネジメントの仕組み
・仕事とは、工夫と創造の連続、創造のプロセスはエキサイティングで面白い
・計画→実行→統制のサイクルが仕事の基本
3.チームワークと協働の重要性
・チームや組織の潜在力はとてつもなく大きく、可能性は無限である。
・チームの力を引き出す鍵は、信頼関係である。
4.企業財務の仕組み
・利益を生み出さなければ存続できないこと
・損益計算書と貸借対照表について
第4部「キャリアヴィジョン編」
1.自信と誇りの重要性
・輝く企業人に必要な最も重要な基盤は、自信と誇りである
・自分の人生を大切に出来るからこそ、他人のそれも大切に出来る
・人は断じて欠点だらけの無力な存在ではない。その力と可能性は無限である
・あなたなら大丈夫!失敗を恐れず逃げずにチャレンジスピリットを大切にしよう
2.フィードバックと自己開示
・自分自身の注意すべき点と大きな可能性を探求しよう
・自分やチームの潜在力を引き出すカギは、信頼関係である
3.石の上にも3年(キャリアを育む重要性)
・新入社員が直面する環境は甘くない
・直面する厳しい仕事でも、準備と心構えがあれば、必ず困難は乗り切れる
・入社後3年間で大切にすべきことは"あきらめない"こと
・石の上にも3年、決して簡単にやめてはいけない。
4.ヴィジョンづくりと行動計画の策定
・大志を抱き、あきらめずに努力をすれば、必ず夢は実現する
・自分らしく主体的にキャリアを育むためのキャリアヴィジョンをつくる
前向きで粘り強いたくましさの原点となる自信と誇りを育みます。
弊社新入社員研修プログラムでは、新入社員の"自信と誇り"を育むことを重要なテーマの一つと考えています。
『何とかなる』『大丈夫』と考えることができるからこそ、粘り強さ、前向きな姿勢、高い志、チャレンジ精神を生み出すことができるのだろうと考えているからです。
ただ、この自信と誇りは、とても勘違いされやすいものでもあります。
よく、「新入社員には自信と誇りなんていらないよ」「自信と誇りなんてもたれたら使いづらくてしょうがない」などと言われることがありますが、これは、きっと誤解なんだろうと私どもは考えております。
自分の人生に対する前向きな態度である自尊心が、傲慢さや自惚れと同じものであると勘違いされているからこその誤解であり、私どもにとっては、この自信と誇りは、不要のものどころか、むしろ最近の若年層の問題となっている早期離職や成長格差、メンタルヘルスなどのあらゆる経営問題を解決するカギとなる重要テーマであると考えております。
自信と傲慢さは、明らかに違うものです。日本では、「自信のある人、自尊心の高い人」と言う言葉は、ほめ言葉と言うよりは、陰のある言葉として認識されているようで、自信や自尊心は、持つべきではないというニュアンスがあるように感じます。しかし、英語では、この2つは、はっきりと違うものと認識されています。
自尊心はSelf-esteem、傲慢さやうぬぼれはPrideであり、両者は、まったく違うもので、Prideには影がありますが、self-esteemは、持つべき美徳であると認識されていているのです。
うぬぼれや傲慢さは、決して自信からは生まれません。むしろ、自信の欠如から生まれます。傲慢な人は、『自分の本質は、いやなやつで、ダメ人間だ』と思い込んでおり、そんなみじめな姿がばれてしまったら、誰からも相手にされるわけがないと恐れているので、本当の自分の内面が絶対にばれないように強がりで煙幕を張っているだけであり、その根底にある心情は、自信ではなく劣等感です。
本当に自尊心を持っている人は、決して自惚れないし傲慢にもなりません。
腰が低く、友人が多く、謙虚です。しかし、だからと言って決して卑屈ではない。堂々たる紳士淑女であって、誇り高き存在なのです。
様々な考え方の一つに過ぎませんが、私どもは、人が力強く輝いて活躍していくために必要な要素として、最も大切なものが、そのような意味での自信と誇りであると考えております。
しかし、この自信と誇りについて、最近の若者たちに大きな問題があると考えられています。
諸外国と比較すると、日本の若者は、自己イメージが著しく矮小で貧しく否定的で、自尊感情に大きな問題があると考えられているのです。
多くの統計データによって、日本人の特に若者たちの自信のなさ、不健康なアイデンティティの問題が浮き彫りにされていますが、今回は、財団法人日本青少年研究所による「高校生の生活意識と留学に関する調査(2012年)」をご紹介しましょう。
本調査は、日本、米国、中国、韓国の高校生の様々なテーマに関する意識の比較調査がなされていますが、自己認識に関するデータも豊富であり、自尊感情に関する国際間の興味深い意識の違いを読み取ることができます。
内容を見ると、「(自分が)価値ある人間だ」と言う問いに対して「はい」と答えた生徒が、中国と韓国は86.7%、アメリカは79.7%であるのに対して、日本は、39.7%と著しく低くなっています。
逆に「自分はだめな人間だ」と言う問いに対して「はい」と答えた生徒が、韓国31.9%、中国39.1%、アメリカ52.8%に対して日本は83.7%と群を抜いて高くなっています。
なお「私はダメな人間だ」に対して「はい」と答えた日本の生徒の割合は、年を追うごとに増えており、1980年で58.5%、2002年で73%、2012年で83.7%となっています。
この自己認識が事実であるならば、事実を人生の基軸としているので問題はないのですが、はたして、これらの自己イメージは事実なのでしょうか。
もし、価値のある若者が、米国、中国、韓国では多く、日本にはその半分もいないことが事実であるならば、事実をありのままに認識していることになるので問題は無いのですが、果たしてそれは事実でしょうか?
当然のことながら、まったく事実ではありません。
身長や体重が違ったとしても、もって生まれた才能や潜在性、可能性に違いがあるはずがありません。
人は断じて欠点だらけの無力な存在ではありません。本気を出せば、どんな人でも、本当に素晴らしい仕事を成し遂げる力を持っている。
その潜在性と可能性は、人の想像をはるかに超えて壮大です。
できないと信じているのは自分だけの思い込みであって、もともと持っている可能性に優劣などあるわけがありません。
しかし、全く同じ人物であっても、一方は「必ずできる!」と信じて、もう一方は「絶対にできない」と信じて長年活動したとしたら、結果には大きな違いが出てきてしまうでしょう。
これは、入社後の彼ら彼女らのキャリアにも大きな影響を与えることになります。自尊感情が高く心構えができている新入社員は、入社後の厳しい環境の大激変を乗り越え、逆風にめげることなく逆にそれを利用して大きく飛翔することでしょう。しかし、自信がなく悲観的な若者たちは、その厳しさに打ちのめされ、本来の問題解決能力を発揮できずに上手に乗り越えることができません。また、迷惑かけることを恐れて、または攻撃されることを恐れて職場の人たちに正直に相談することができません。
結果的に、早期離職や成長格差、メンタルヘルスと言った問題につながってしまうのです。
私どもは、以上のことから、若者たちにまつわる様々な経営問題を解決するための重要なカギとして自信と誇りの重要性を提案しております。
若手社員たちが、言われたことしかやらないのは、挑戦する自信がないからであって、能力がないからではありません。
若手社員たちが、マニュアルや答えをすぐ求めるのは、不安からくる自己防衛であって、甘えているのではありません。
若手社員たちが、飲みニケーションを嫌がるのは、他者と友情を育む自信がないからであって、孤高を気取ったり人を嫌っているからではありません。
若手社員たちが切れやすく、めげやすく、落ち込みやすいのは、自己嫌悪と絶望の中にいるからであって、わがままだからではありません。
若手社員たちに必要な事は、今の未熟さを責めることではなく、「お前なら大丈夫だ」と背中を押してやることではないでしょうか。
甘いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、時代は、以前とは違っています。かつては、社会もまだまだ健全でおおらかであり、若者たちも地域や社会から愛され大切にされた実感がありました。
そんな中でたくましさや冒険心を育むことができたんだろうと思います。
しかし、今の若者たちは、人間関係が希薄でとげとげしく、相互不信の中で育っており、自信や覇気のない大人たちの中で育ってきているので健全なたくましさは、残念ながら十分に育まれているとは言えません。
統計データ的にも、若者たちの自己イメージは、年代とともにどんどん悪化してきていることは事実です。
だから私どもは、今の若者たちには大人たちの後押しが必要だと考えております。
確かに最初は手がかかるかもしれませんが、彼ら彼女らが、本当に自信と信頼を回復し始めると、事態が大きく変わります。目つきが変わり情熱に火が付きます。元気で前向きになり、主体的かつ積極的、チャレンジングな姿勢に変わってきます。
種のままで固く身を守って変わろうとしなかった者が、奇跡を起こし、芽をだし、茎を伸ばし、大輪の花を咲かせます。
彼ら彼女らのまどろませている潜在性と可能性は、想像をはるかに超えて大きく、能力が封じ込まれたままの状態では、早期離職、成長格差、メンルヘルス問題などの経営問題につながりますが、もし真に戦力になった時には、あらゆる問題が解消されるだけではなく、まったく想像もできなかった未来を切り開くことでしょう。
潜在性を引き出すカギとなるこの自信と誇りをどう伸ばすのかについて、様々な考え方がありますが、私どもは、2つの方法を提案しています。
一つは、我々大人が、「大丈夫だ!何とかなる」と説教すること。
そして、もう一つは、体験から学ぶことです。
そのような視点に基づいて、私どものプログラムが設計されています。
仕事の喜び、希望、自信と信頼、勇気、挑戦、情熱、そんな熱い思いを一人の大人として若者たちに伝えていきませんか。
そんなベタではあるけれども本質的でとても大切なメッセージを伝える教育をご提案します。
2日間にわたる集中講座
時間 | 初日 | 2日目 |
---|---|---|
9:00 | 起業編 | プロジェクト編 |
営業編 | キャリアヴィジョン編 |
新入社員研修(公開講座)「アトランティックプロジェクト」開催要領
日程のご案内 | 今年度の募集は締め切りました |
時間 | 各日ともに9:30〜17:00 |
参加費 | 37,800円 資料代、税込み |
開催場所 | 一般財団法人 産業人材センター『霞会館』 (地下鉄日比谷線「六本木」下車徒歩7分) |