・体験学習の実習「ひょうたん山」(標準1時間40分)を運営する講師用マニュアルです。
・コミュニケーションとチームビルディングをテーマとした実習です。
・問題解決型の楽しく効果的な実習です。
・本マニュアルは、コピー可能です。シートや教材類などのノウハウをコピーし、研修などに利用することができます。
・コンサルタントや研修団体の方は、別途ロイアリティ契約が必要です。
実習「ひょうたん山」は、コミュニケーションやチームワークを学ぶことができる体験学習による問題解決型の実習です。本マニュアルには、実習「ひょうたん山」を運営するための全ノウハウが収録されています。
<装丁> A4バインダー
<ページ数> 38ページ
※本マニュアルは、コピーできます。課題用紙や振り返りシート、小講義資料など、そのままコピーして研修などに活用できます。
※コンサルタントや研修団体は、別途ロイアリティ契約が必要です。
⇒お得なダウンロード版もあります。(書籍版の20%引き)
断片的な情報を持ち寄って、チーム内で協力し、コミュニケーションを取り合いながら課題を解決する問題解決型の実習です。
課題解決のためにはきちんと自分の情報カードを相手に伝えることや、メンバーの情報や意見をしっかりと聞くというコミュニケーションのスキルはもちろんのこと、 効果的な役割分担や時間管理、チームワークやリーダーシップが必要となります。
難易度は高く、当社商品の中で最も課題達成が難しい実習です。課題の達成率は、体験的には30%程度です。 ですから、チーム形成初期というよりは、中期~後期の問題解決力が高まったチームに最適です。
効果的なコミュニケーションに必要な要素や力強いチームを育成するために必要なことを、楽しく効果的に学ぶことができます。
文句なく楽しく効果的なコミュニケーション実習です!
【実習の概要】
1.実習のねらい「効果的なコミュニケーションに必要なポイントを学ぶ。」
2.所要時間 約1時間40分
①導入(10分)
②実習の実施(50分)
③正解発表(5分)
④プロセス分析(25分)
⑤小講義「効果的なコミュニケーションに必要な要素」(10分)
3.グループのサイズ 最適人数は、1グループにつき6名(4名から8名まで可)
6人程度でチームを組み、楽しくコミュニケーションの重要性やコミュニケーションの改善ポイントを学ぶことができます。 全体で標準1時間40分のプログラムです。 プログラムの流れは、以下の通りです。
項目 | 内容 | |
---|---|---|
1.課題提示 |
6人程度でチームを組み、課題に挑戦します。 課題は、断片的な地図情報を持ち寄って、50分以内に一枚の地図を完成させることです。 難易度は高く(当社商品の中で最も難しい)、課題の達成率は、体験的には30%程度です。 |
|
2.情報カードの配布 |
16枚の情報カードを各メンバーに全て配布します。情報カードには、地図を完成させるための断片情報が書かれています。ただし①縮尺が違う ②北が上とは限らない ③まぎらわしい情報があるので勘違いしやすい などの特徴があり、ただパズルのように組み合わせれば地図が完成するという訳ではありません。問題解決のためには、正確なコミュニケーション、優れたアイデア、アイデアを受け入れるチームの度量、高い問題解決能力が必要となります。 | |
3 |
①実習初期 |
模造紙とフェルトペンをもってきて地図を描き始めます。許されている時間は50分です。 |
②15分経過 |
情報のやり取りが活発になり、近い情報同士を組み合わせてパーツとなる情報が徐々にできあがってきます。 チームごとに問題解決の方法が大きく変わってきます。さまざまな工夫がなされ、問題解決につながっていくことになります。 |
|
③30分経過 |
次第に形が出来上がります。 チームの活動状況に変化が出てきて立ち上がるチームも出てきます。 |
|
④終了間際 |
規定時間50分の終了間際です。ほぼ地図が完成しているチームもありますが、なかなか完成に至らないチームもあります。 | |
4.実習終了、休憩 |
60分の実習の終了が終了したら休憩に入ります。 この間に、他のチームの完成させた地図を見たり、お互いの情報カードを公開して確認しあったりなどする光景がよく見受けられます。 |
|
5.正解発表 |
正解の地図を配布し、正解発表をします。 実習の難易度は高く、正解を出せるチームは、体験的には30%程度です。 地図を完成させることができた時の喜びは大きく、大きな達成感を感じることができます。 残念ながら正解することができなかったチームもありますが、うしろ向きにならず、プロセスを丁寧に振り返って、よりよいコミュニケーションの在り方を学んでいきます。 |
|
6.ふりかえり、小講義 |
実習の体験を振り返って、体験を学びにつなげます。 ふりかえりの項目には、①コミュニケーション ②リーダーシップ(役割) ③チームワーク などがあり、 体験を通して効果的な在り方を学びます。 小講義用の資料として「効果的なコミュニケーションに必要な要素」が用意されており、コミュニケーションを改善するためのポイントについて解説します。 |
○コミュニケーション研修
コミュニケーションの重要性、コミュニケーションスキルのアップ、対話づくりの場として
○リーダーシップ研修
シェアードリーダーシップ、チームワーク、チームリーダー教育の場として
○新入社員研修、若手社員研修
コミュニケーションスキル、チームワークの重要性を教える場として
○職場ぐるみ研修(ファミリートレーニング)
職場活性化、職場のコミュニケーションの改善、職場のチームワークの見直しの場として
○管理者研修
チーム作りのポイント、動機付けに必要な要素、リーダーシップを学ぶ場として
○チームビルディング研修
職場ぐるみのチーム力向上、組織開発を目的としたプログラムとして
実習「ひょうたん山」を体験した受講者の皆さんの代表的な感想をご紹介します。
【実習「ひょうたん山」の感想】
・ひょうたん山の実習は難しかった。自分の情報をどのように伝えるか。相手の情報をいかに受け取るか、この当たり前のことがとても難しく、だからこそコミュニケーションを意識することが大切なんだと改めて思った。
・自分から言葉を発するというのはとても大切だけど、人の話もしっかり聞いて受け入れるのも大切なことだと思った。
・人と何かをやり遂げるときには、やはり楽しいコミュニケーションがないといけないと思った。良い仕事をするときには、発言しやすい雰囲気づくりや良いコミュニケーションが大切なのだと改めて感じた。
・思いついたアイデア(道が曲がっている)をいう時はとても勇気が必要だったが、メンバーが聞いてくれて、地図の完成につながって嬉しかった。言うべきことは勇気をもって発言しなければならないということを学んだ。
・うちのチームは、思い込みが激しく、完成には至らなかった。普段の仕事でも、こんなに思い込みがあるかもしれないと思うととても恐ろしくなった。仕事の仕方を見直そうと思った。
・ひょうたん山の地図を完成できたのには感動した。途中とても出来そうもなくあきらそうになったけど、皆の意見を出し合って整理することで何とか完成することができた。達成感が大きく、チームの一体感が高まった。
・実習のグループワークを通して、コミュニケーションの難しさと重要さについて改めて気づいた。
・コミュニケーションというのは実に難しいということが分かった。しかし、コミュニケーションに前向きであれば、最終的に言いたいことが伝わるとわかった。
・今日の研修の中で特に「ひょうたん山」が印象に残った。とても難しくて結局完成できなかったのが悔しかったが、人の話を真剣に聴かないと良い仕事ができないということを実感できた。良い勉強になりました。
・地図を作製した際に、無理だと思っていたが、あきらめなければ意外と何とかなってしまった。ネガティブになったり自虐することなく挑むことが大切だと思った。
・「ひょうたん山」では、一人だけが意見を言うのでは地図は成立せず、お互いが協力し合わないといけないとわかり、黙っているだけでは課題はやり遂げられないと改めて気づいた。
・協力すること、積極的に発言すること、あきらめないことが大切だと気づいた。とても内容の濃い実習だと感じた。
・難しかったが、出来上がった時の達成感と開放感、楽しさと言ったらなかった。
・地図のワークショップが印象に残りました。皆さんの個性が出ており、よりわかることがあって面白かったです。
・ひょうたん山の実習は楽しく参加することができました。グループワークをすることで見えてくる人の新しい個性や自分の新しい意外な側面が出ていることを発見できてびっくりしました。良い体験ができてありがとうございました。
・ワークをする中で、役割分担が自然に上手にできてきたと感じた。全員が強く主張するだけではチームはまとまらず、それを上手に支えたり聴きあうことで良い結果につながるのだということが実感できた。
・自分の情報や考え、気持ちを相手に正確に伝えることの難しさを学んだ。今後自分が活動していく中でも気を付けなければならないことだと気づいた。
・ひょうたん山の実習は、コミュニケーションについて気づくことが多く、良い機会になりました。相手の立場に立ち、考え、伝えようとすること、また、相手の話を知ろうとする姿勢が大切であると感じました。
・察してくれるだろうではいけないということを学んだ。言葉はわかりやすく丁寧に正確に伝えることが大切。
・コミュニケーションは、自分の心がけや工夫次第で伸ばすことができることができるし、努力すればよい仕事につながるということを学んだ。
・地図を作るゲームでは、説明するときの自分の説明力や語彙力、技術が不足していることに改めて気づいた。、他のメンバーが説明している上手な説明方法を見て、とても勉強になった。
・コミュニケーションに苦手意識を持っていたが、やってみると意外にできるものだと思った。相手に正確に伝えることは難しかったが、積極的に言葉を発していくことで、どんどんひらめきが出てきて、良い結果につながるということを実感できた。とても勉強になった。
【実習】
実習「ひょうたん山」
・課題用紙(1ページ)
・プロセス分析シート(1ページ)
・実習「ひょうたん山」情報カード(16枚原稿)
・実習「ひょうたん山」正解の地図(1枚原稿)
【小講義】
・効果的なコミュニケーションに必要な要素(3ページ)
【マニュアルの内容の一部見本】
〇課題用紙:A4サイズでそのままコピーをして研修などで利用できます。
〇運営手順がわかりやすく書かれているマニュアル
〇小講義用資料:A4サイズでそのままコピーをして研修などで利用できます。
〇情報カード:16種類の情報カードと正解の地図の原稿が記載されています。厚紙などにコピーしてカードを作成し研修などで利用できます。
【商品1setの内容】
1.カラーカードセット(計16種類 はがき大)
2.正解の地図(A4カード)
【価格】
実習「ひょうたん山」教材カードセット:¥8,000+税(1セット)
※マニュアルに収録されている情報カードはカラーではありません(白黒)。本マニュアルをコピーし、作成することができますが、効果的に運営するためには、カラー教材カードセットをお勧めします。
また、教材カードに関しては、日本語版、英語版、 があります。
外国での実習の実施や、語学研修教材としてご活用いただけます。
カテゴリ一覧