研修ポリシー:ヴィーナスアソシエイションの特徴‐その2
ヴィーナスアソシエイションは、
「人は断じて欠点だらけの無力な存在ではない。
その潜在性は、私たちの想像をはるかに超えて大きく、
その可能性は、正味無限である。」
と言った人間性心理学の考え方に基づいて、以下のポリシーを大切にして、 プログラム作成と研修運営に当たっています。
1.人を変えようとはしません。本来の自分を取り戻して頂くお手伝いをします。
ヴィーナスアソシエイションは、研修を通して人を変えようとは思っていません。
私たちは、人には本来素晴らしい可能性と能力があると信じており、その大きな潜在性と出会い、探求し、 本来の力強い輝きを回復するためのお手伝いをすることを使命と考えております。
ですから、私たちは、自分や人、組織について安心して観察し、探求していくことのできる信頼できる場を整え、 提供していくことこそが大切な使命と考え、そのような方針でプログラムを運営しております。
2.自然さをとても大切にしています。
ヴィーナスアソシエイションの研修は、正解や見本から学ぶと言うよりは、体験を信じ、 自分が感じ気づいたことから大切なことを学ぼうとする体験学習を中心にして講座を運営します。
体験から学ぶということは、体験に心を開いていくということであり、そこに信頼のおける安全で安心できる自然な場が 形成されていなければ、探求を深めることはできません。
だから、私どもは、安全でムリのない、うそや罠や操作のない自然な学習の場をつくることを大切にしています。
『学びには厳しさと圧力と緊張が必要だ』と言う考え方もあるようですが、恐怖や不安に働きかけて変わるものは、 表面的な行動だけであって、本質的な態度は変わらず、むしろ、本来のその人の可能性の開花から遠ざかってしまうでしょう。
真に有意義な学びは、決して恐怖や不安からは起こりません。
真に有意義な学びは、必ず信頼の回復から起こります。
だから、ヴィーナスアソシエイションのプログラムは、うそがなく、シンプルかつ素直で自然な場となることを大切にしています。
そのような自然で安心できる場であるからこそ、自分の素晴らしい可能性に気づき、 自信と勇気と人本来の元気を回復していくことになるのです。
3.分かりやすく納得のできる講義
体験を一般化するお手伝いに、小講義をしていきますが、ヴィーナスアソシエイションの中で語られる小講義 は、本質的であり、分りやすく、現実に活用しやすいと自負しています。講義の中で語られる言葉は、われわれが心から納得し、 大切だと思える考え方であり、私どもの体験から育まれた生きた言葉です。きっとメンバーのハートに響くことでしょう。
4.穏やかで楽しい雰囲気
ヴィーナスアソシエイションの講座は、「ノンバイオレンス」の原則にのっとって、一切の操作、支配、暴力を排除しております。
人は、決して外部からのプレッシャーやストレスでは、有意義な成長を遂げることはできません。
近年台頭してきた人材に対する冷たい風潮に乗って、平気で人を操作し浸蝕的に 行動変容を促す手法を採用する人が増えてきたことは、嘆かわしいことと考えておりますが、 そうした外部からのコントロールでは、真のモチベーションを高めることはできません。
プレッシャーをかけることで演技や見せ掛けを引き出すことはできても、人本来の偉大な可能性を引き出すことはできません。
真に重要な変化は、常に内面から起こります。
腹の底から絶望が解けた時、喜びとともに自己信頼の回復が起こった時、今までは見えなかった圧倒的な輝きを体験した時、 人は本当に変わるのです。
ヴィーナスアソシエイションは、そのような考え方に基づいて、自分や人間関係、組織について探求するプロセスを丁寧に支援する ことを心がけており、安心してありのままを観察しより深く探求できる場を提供できるように最大限努力をしております。
結果として、ヴィーナスアソシエイションの講座は、基本的に楽しく、穏やかで繊細でかつパワフルな雰囲気、 安心できる信頼の置ける、心からわくわくできる学習の場となります。
5.ともに学ぶ
ヴィーナスアソシエイションの講座の主人公は、参加するメンバーです。
ファシリテーターも参加メンバー同様に、完璧な人間であるわけではなく、同じ悩みと苦しみをもつ、 時には失敗もする同じ人間であり、その意味で、参加メンバーと同じく、ともに学ぶ存在であると考えております。
ヴィーナスアソシエイションの、ファシリテーターは、権威者ではなく、 安心して学習をすることのできる場を整える促進者、学習の援助者であり、メンバーとともに学ぶ存在なのです。