・体験学習の実習「絵によるコミュニケーション(オンライン)」(標準70分)を運営するための講師用マニュアルほか、解説用パワーポイントなどすべての教材セットを提供いたします。
・この商品はダウンロード商品です。(紙による書籍ではありません)
・コミュニケーションの重要性を学ぶことをテーマとした実習です。
・チーム作りとウォーミングアップに最適な実習です。
・ZOOMの使い方を楽しく学ぶための方法としても活用できます。
・コンテンツは、プリンターで紙に印刷することが可能です。
・コンサルタントや研修団体の方は、別途ロイアリティ契約が必要です。
この商品は実習「絵によるコミュニケーション(オンライン)」のダウンロード商品です。紙による書籍ではありません。
実習「絵によるコミュニケーション」とは、体験学習によるコミュニケーション実習です。
一定のルールの下で、シンプルな言葉を絵によって伝えることを、全員が数回、設定された回数繰り返すことを通して、アイスブレイキング効果を得ると同時に、コミュニケーションの重要性と意義について学ぶことが出来ます。
通常は、集合研修の中で、グループを組んで実施する実習ですが、本商品では、ZOOM(プロ版)を利用したオンラインの環境の下で実施できるように設定されています。
オンラインであるので、リアルな集合研修にはない制約があり、それを乗り越えて実習効果を高めるために様々な工夫があります。本マニュアルに加えて、さまざまな教材ファイル(PDF、JPEG)が用意されています。それらの教材やツールを活用して頂ければ、オンラインと言う制約を乗り越え、体験学習としての研修効果を充分に引き出せると考えております。
またオンラインと言う制約があるからこそ、コミュニケーションの重要性についての明確な気づきや深い学びをすることが出来るとも考えております。制約があるからこそ、表現する際にはより大きな努力が必要であり、聴く際には理解しようとするより大きな意志と集中力が必要となります。だからこそ、普段は表面化しない自分の課題が浮き彫りとなるだろうし、分かり合い、理解しあえた時の喜びも大きくなるのではないでしょうか。
さらに、ZOOMのホワイトボードを利用して実習を進めるので、ホワイトボードの使い方に関する解説とトレーニングの教材も用意されています。実習を通して楽しみながらZOOMの基本的な使い方やホワイトボードの活用方法に習熟することができるでしょう。ZOOMによる会議のきっかけづくりや基本スキルの体得方法としても効果的にご活用いただけるでしょう。
本教材が、オンラインワークによるコミュニケーションの改善とチームビルディング、オンラインワークの環境改善に貢献できることを心から願っております。
※コンサルタントや研修団体は、別途ロイアリティ契約が必要です。
【実習の概要】
1.実習のねらい
①コミュニケーションの重要性を学ぶ。
②チームビルディング
③オンライン会議のアイスブレイキング
④ZOOMの扱い方、ホワイトボードのスキルを体得する。
2.所要時間 標準70分
①課題の提示(5分)
②小講義「ZOOMホワイトボードの使い方」(10分)
③実習の実施(20分)
④展示会(5分)
⑤プロセス分析(20分)
⑥小講義「コミュニケーションの重要性」(10分)
3.グループのサイズ
1グループにつき標準4名、3名から6名まで可能。
複数グループ可。但し、原則として各グループに担当ファシリテーターをつけることが必要。
【教材セットの内容】(13MB)
実習「絵によるコミュニケーション(オンライン)教材セット」には、実習を運営するために必要なコンテンツの全て、5種類、21ファイルが教材が収録されています。教材セットの詳細な内容は、以下の通りです。
項目 | 写真 | 内容 |
---|---|---|
1.講師用マニュアル PDFファイル 100ページ |
実習「絵によるコミュニケーション(オンライン)」のファシリテーターズマニュアルです。実習の運営方法やZOOMの操作マニュアル、以下の教材の活用方法など、すべてのノウハウが書かれています。 | |
2.受講者用ノート ①1グループ用 ②複数グループ用 PDFファイル 10ページ |
受講者用のテキストです。受講者の皆さんには、印刷をして事前に配布するか、ZOOMのチャットなどでファイル送信するなどでお渡しください。なお、研修のねらいや状況に応じて、選択的に活用したり、変更するなどは可能です。オリジナル部分をそのまま、もしくは一部活用する場合は、著作権表記は残しておいて下さい。 | |
3.課題提示用パワーポイント ①1グループ用 ②複数グループ用 パワーポイントファイル 11スライド アニメーション収録済 |
課題提示用のパワーポイントです。アニメーションも組み込まれていますので、解説の際にはそのままスライドショーを活用できます。なお、研修のねらいや状況に応じて、選択的に活用したり、変更するなどは可能です。オリジナル部分をそのまま、もしくは一部活用する場合は、著作権表記は残しておいて下さい。 | |
4.ZOOMホワイトボード操作方法解説 ①1グループ用 ②複数グループ用 パワーポイントファイル 5スライド(課題提示用パワーポイント内) アニメーション収録済 |
ZOOMのホワイトボードを操作する方法を解説するための小講義用パワーポイントです。アニメーションも組み込まれていますので、解説の際にはそのままスライドショーを活用できます。なお、研修のねらいや状況に応じて、選択的に活用したり、変更するなどは可能です。オリジナル部分をそのまま、もしくは一部活用する場合は、著作権表記は残しておいて下さい。 | |
5.課題のことば PDFファイル |
課題のことばリストです。デフォルトで12問が設定されています。なお課題のことばは、カスタマイズ可能です。 | |
6.ヒントカード JPGファイル 12問15種類のカード |
回答が出なくて困っているメッセンジャーにヒントを送るためのファイルです。リアルな集合研修では、さまざまな支援方法があるので通常は用意していませんが、オンラインの場合は、当社では支援は必要と考えており、ヒントになる絵の情報をプライベートチャットにて送る仕組みを作っています。 |
4人程度でチームを組み、楽しくコミュニケーションの重要性などを学ぶことができます。 全体で標準70分のプログラムです。 プログラムの流れは、以下の通りです。
項目 | 内容 | |
---|---|---|
1.課題提示 |
4人程度でチームを組み、課題に挑戦します。 課題は、グループメンバーの1人がメッセンジャーとなり、言語情報(例:りんご)を絵で表現し、他のメンバーがその言語を推測し当てていきます。オンラインバージョンでは、絵をZOOM上のホワイトボードを活用して実施します。パワーポイント資料に解説すべきことが全て収録されており、しかもアニメーションも組み込まれているので、そのままスライドショーで解説することが出来ます。 |
|
2.小講義「ZOOMホワイトボードの使い方」 |
ZOOMのホワイトボードの使い方に関する小講義を行います。添付のパワーポイント資料を使って解説と練習をしていきます。すでにアニメーションも組み込まれているので、そのままスライドショーで進行することが出来ます。とても分かりやすい内容だと定評があり、誰でもホワイトボードを利用する力を身につけることが出来ます。 | |
3 |
①最初のメッセンジャー |
提示された課題のことばをグループに伝えます。その際、言葉やジェスチャーを使うことが出来ません。使えるコミュニケーション手段は、ZOOMのホワイトボードのみとなります。絵を描いたり、トンチを凝らしたりなど工夫をして“ことば”を伝えます。メンバーは、声を出してその答えを推測していきます。正解が出たら、次のメッセンジャーがファシリテーターに報告し、次の課題のことばが提示されます。 |
②2人目以降 |
最初のメッセンジャーと同様に、提示された課題のことばを絵で伝えます。課題はシンプルな言葉ですが、なかなか当たりません。メッセンジャーは一生懸命に伝えようとして、メンバーはそれを一生懸命に集中して聴こうとします。言葉がつかえないので皮肉ではありますが、とても集中度の高いコミュニケーションが展開されていきます。最初は緊張していたメンバーも次第に笑いがこぼれ、肩の力が抜けていきます。それと同時にメンバーの人となりが分かり始め、グループに対して親しみを感じ、凝集性が高まります。 | |
③ヒントカード |
課題のことばの設問数は、全部で12問です。1グループ標準4人として一人3回メッセンジャーとなる計算となります。次第に難易度が高くなり、3巡目は、抽象度の高い言葉(例:想い出、夢、など)が出てきて表現が難しくなります。 なかなか回答が出なくて困った場合は、ヒントカードを求めることが出来ます。助けを借りながらも、困難を乗り越えて進んでいきます。 | |
④実習終了 | 12問の課題が全部終了するか、規定時間の20分が経過したら実習が終了します。多くのチームは、規定時間内に全問を正解します。多くの場合は、笑いが起こり、チーム形成当初の緊張や固さ、懸念が解けて、親しみと信頼が起こります。 | |
4.展示会 |
全員の描いた絵を一覧で発表し、品評会を行います。複数グループがある場合は、ここで他のチームの表現を見ることが出来ます。チームによって表現の仕方が多様であり、チームの個性がよく現れます。 | |
5.ふりかえり |
実習の体験を振り返って、体験を学びにつなげます。 ふりかえりの項目には、①コミュニケーションについて ②チームの成長について ③その他 があり、 体験を通してコミュニケーションの重要性について学びます。 |
|
6.小講義 |
小講義用の資料として「コミュニケーションの重要性」が用意されています。受講者テキストにも読本形式で収録されていると同時に、講師のための小講義用パワーポイントも用意されており、パワーポイントのスライドショーを共有して講義を行うことが出来ます。 講義内容は、ジャックギブ博士の四つの懸念を中心として、「コミュニケーションは、チームの懸念を解消することを通して信頼関係を育み、チームの偉大なる力を引き出す」ことをメッセージとして展開していきます。 この実習が、まさにコミュニケーションをとることを通して懸念が解消されると同時にチームに魅力と信頼が起こり、ついには、難易度の高い課題をも乗り越えることが出来たという体験であり、ジャックギブ博士の唱える信頼がチーム成果を高めるということの正に実証でもあるので、大変納得性が高く理解することが出来ます。 |
社会心理学者J.ギブは、チームの成長に必要な要素を研究した結果として、『四つの懸念』という理論を発表しました。
ギブは、さまざまなチームを研究した結果として、チームであることは、可能性の創造をもたらすけれども、同時に必ず懸念(心配、疑惑)をも発生させることをつきとめました。
あらゆる人間関係、社会的相互作用の中に、必然的に"不安、恐怖、誤解"などの総称としての懸念が必然的に発生し、またそれは、以下の4つの様態をとって現れてくるとしたのです。
懸念 | 内容 |
---|---|
受容懸念 | ・そもそも私は受け入れてもらえるだろうか ・相手は私を非難攻撃するだろうか? ・相手はどの程度信頼に値するだろう。 |
データ懸念 | ・言葉を選ばなくては、ここではどんな話題が通用するのか? ・私はどのように振舞えばいいのだろうか。 |
目標懸念 | ・ここでの目的、目標は何か? ・自分の目的や目標は競合しないか? |
統制懸念 | ・誰が仕切るのだろう? ・どのように仕切るのだろう? |
J.ギブによると、数々のグループの調査分析により、グループの成長は、懸念の解消のプロセスと等しいとされています。つまり、懸念の解消こそがグループの成長につながるのです。
初対面の時には強くあった懸念が解消されていくにつれて、メンバー同士が信頼し合えるようになり、一人一人のぎこちなさがとれて自由で楽になっていき、チームとしての生産性や創造性が引き出されていくと考えたのです。
私たちは、より良くなるために、よく今の自分を否定して、ちっぽけで弱くみすぼらしい(と思い込んでいる)自分以外の、強く大きく輝いている(と思い込んでいる)外部の何かに頼りがちになりますが、この理論の視点からは、それは決して的を得た考えではないと言えます。
なぜならば、チームが成長するための力は、どこか他にあるのではなく、チームの内面にあるのですから。だから、頼るべきものは、遠くのありもしない魔法の力ではなく、最も近くにあるリアルな自分、無いと思い込んで顧みなかった自分自身の内面の可能性なのだと言えましょう。
それでは、懸念を解消して、チームの持っているすばらしい力を引き出すためには、どうすればよいのでしょうか?そのための方法は、色々あるけれども、本質的で最も効果的な方法がコミュニケーションであると言えましょう。なぜならば、懸念は、お互いに分かり合うことができなければ、解消されることはないからです。
ギブ博士の考えでは、信頼関係というものは、取り繕ったり演技をしたりしてつくるものではなくて、出会った当初に生じてしまう懸念を、正直なコミュニケーションを通して取り除いていけば自然にできあがる心情であって、たしかに信頼関係は難しいかもしれないけれども、もし本当に信頼関係ができたならば、チームのもともと持っている大きな力が解放されて、チームは、もっと強く、もっと生産的に、もっとクリエイティブになると考えたのです。
このように、コミュニケーションは、懸念の解消を促進し、信頼関係を育成することを通して、私たちが本来持っている素晴らしい可能性を引き出し、チームの生産性や創造性を高めることにつながるのです。
○オンライン研修
オンラインによる研修の場づくり、アイスブレイキングとして
○オンラインのコミュニケーション教育
オンラインによるコミュニケーションの重要性を学び、スキルを高めるための教育として
○オンライン会議のアイスブレイキングとして
オンライン会議の導入時のウォーミングアップとして
○オンラインチームビルディング
オンラインによるチームビルディングの初期、キックオフの機会として
○ZOOMの勉強会
ZOOMの使い方、特にホワイトボードの使い方を学ぶ場として
【ファシリテーターの基礎知識】
・体験学習について
・体験学習の研修運営のステップ
・ファシリテーターについて
【ZOOMマニュアル】
・ZOOMとは
・ZOOMアカウント(プロ版)を取得するための手順
・ZOOMの使い方
・ZOOMの設定
A.受講者の設定
B.ファシリテーターの設定
①チャットの設定
②画面共有の設定
③ホワイトボードの設定
④複数グループで実施する場合の設定
【運営マニュアル】
・実習の目的
・実習の構造
・グループのサイズ
・ZOOMの設定
・準備物
・運営の手順
A.1グループ対象の運営方法
B.複数グループ対象の運営方法
【マニュアルの内容の一部見本】
〇運営手順がわかりやすく書かれているマニュアル
〇ZOOMの扱い方も分かりやすく丁寧、初心者の方でも大丈夫です。
パワーポイント資料は、コンサルタントのプロ講師が講義や講演で使うものであり、まさにプロのノウハウの結晶が収録されているので、通常では提供しませんが、オンラインと言う制約の多い環境の下で確実に効果的な研修を運営する枠組みとして、特別に教材セットに入れました。どうぞご活用ください。
1.実習「絵によるコミュニケーション(オンライン)」課題
・実習「絵によるコミュニケーション」とは
・実習「絵によるコミュニケーション」概要
・実習「絵によるコミュニケーション」課題
・実習「絵によるコミュニケーション」ルール
・実習「絵によるコミュニケーション」実習開始
2.ZOOM ホワイトボード・マニュアル
①ホワイトボードの共有
②ホワイトボードにコメントする
③絵を描く
④色や太さを変える
<一部見本>
〇アニメーションが組み込まれているので、そのままスライドショーで活用できます。
〇ZOOMのホワイトボードの扱い方の解説も分かりやすく丁寧、安心して活用できます。
この商品は、他の音楽や書籍のダウンロード商品と同様に著作権がかかっています。この商品の著作権は、有限会社ヴィーナスアソシエイションに帰属しています。
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