元気と勇気と信頼の回復のために

銀婚式

 実は、今日3月12日は、私ども夫婦の結婚記念日で、早くも今年で25周年、銀婚式になります。昨年は、大震災直後で、記念日そのものを忘れており、祝うどころの騒ぎではありませんでしたが、今年は、ささやかな宴を開こうと思っています。

 結婚して25年たってみて実感すること、そうですね、いっぱいありますね、特に感じることは、夫婦っていいもんだと言うことでしょうか。きっと、仲のいい夫婦って、夫婦であり、兄弟であり、親子であり、いろんな関係性をもっている豊かなもので、最高の友達になりうる関係性なんだろうと思います。

 私どもの夫婦も、今では、最高の友達、パートナーとして、仕事も私生活も共に生きています。私どものプログラムで、コミュニケーションをテーマとしたプログラムを提供していますが、コミュニケーションの良さは、抜群なのではないでしょうか。基本的には、二人とも、どんなことでもオープンにしており、隠し事はありません。どんなに言いづらいことでも、包み隠さず話し合うことにしています。隠し事がない、正直でいられるということは、想像以上に良いことで、まず、楽でいられるということ、次いで面倒なことが一切ないシンプルで分かりやすい仕事や生活ができること、そして、何よりも、恐怖や不安や疑いが去り、自然な思いやりと愛がベースとなるので、すべてが自然にポジティブで健康的で明るく楽しく効率的になるというおまけがついてきます。

 最近では、不思議にも、お互いに頭の中でうたっている歌を相手が口ずさんだり、お互いの感情が正確に分かるので、全く気持ちを隠せないので、結果的に正直にならざるをえなかったり、そうこうしているうちに、お互いが考えていることも分かったり、引くおみくじが同じものだったり、電話をかけるタイミングが全く同じだったり、などなど、不思議な楽しい体験もするようになってきました。

 仕事も、独立して会社を営むってことは、本当に大変なことで、今までも深刻な窮地に追い込まれたことは、数え切れないくらいですが、何とか乗り越えてこれたのは、こうしたコミュニケーションが背景にあったからこそなんだろうと思います。こうした体験があるからこそ、コミュニケーションが良いということは、本当に素敵なことなんだという研修を自信をもって提供していけるんだろうと思います。

 今では、今後どんなことが待ち受けていたとしても、2人ならば、何とか乗り越えていけるんだろうという確信があり、あまり以前のように不安や恐怖はやってきません。むしろ、どんな冒険が待ち受けているのかを楽しみにするくらいの心境になって、楽に、きっと健康的になってきているんだろうと思います。

 ちょうど、テレビでは、311の1年目に当たる特別番組が放送されています。私どもも、昨年の体験を振り返って、昨年の恐怖と悲しみが呼び起こされて、昨日の2時46分には、犠牲になられた方々のご冥福を祈り、黙とうを捧げました。

 経済にしろ、災害にしろ、国際関係にしろ、世紀末の様相を呈しており、何が起こるか分からないとっても激動で危険な時代を生きていることを実感します。しかし、どんな時代であるにしても、恐怖や不安に負けないで、健康で元気で明るく生きられる生き方がある。信頼と思いやりをベースに、地道に骨太に生きられる生き方がある。そうした生き方を私どもは今後もしていきたいと思います。

 こうした生き方ができるのも、奥さんがあってこそ、今日は、奥さんに感謝したいと思います。本当にありがとう、そしてこれからもよろしくね!