元気と勇気と信頼の回復のために

就活グループワーク面接対策講座が決まりました

 今月末から来月頭にかけて、全6回の就活グループワーク面接講座を担当することが決定しました。せっかくのチャンスなので、しっかりと頑張って学生を応援したいと思います。

 採用面接では、初期の段階で、グループワーク面接が実施されることが良くあります。中には、体験学習の実習を使って、こうした採用の評価を行う会社もよくあります。私としては、こうした実習を、採用面接に使用することは、反対なのです。

 実習は、自分自身や人間関係を学ぶために作られたものであって、参加している人を評価するために作られたものではないのですから。そもそも、こうしたグループワークに参加することは、参加メンバーにとっては、非常にストレスのかかる勇気が必要な挑戦なのですよ。しかも、人と信頼関係をはぐくむという、とんでもないほど難しい難問に挑戦しなければなない。だから、プログラムは慎重に構成、運営されて、結果的に、メンバーは、知らず知らずのうちに正直になり、次第に心が開かれて、ありのままの素が出てくるようになるのです。

 しかしこれらの現象は、あくまでも、勉強のためであって、素になったメンバーをあれこれとチェックして評価するためのものではありません。だいたい、そんなに相手の本音や素の様子が知りたければ、直接に正面から面と向かってかかわり合って、直接のコミュニケーションを通して本音を引き出せばいいのですよ。こうしたワークで採用するということは、ある意味で、のぞき見しようとすることでもあり、フェアーではないと私は思ってしまうのです。

 ただ、現実的に、ここまで多くの企業で実施されているので、学生たちが就活を勝ち抜くために、私としても対策講座で、徹底的にトレーニングをしてあげたいと思っています。こうした講座を通して、厳しい就活戦線に立ち向かおうとする学生の少しでも役に立ちたいと願っています。