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就活対策講座「自己PRを作るための心構え」② 自分に対するネガティブな視点

(2)自分に対する2つの視点

①ネガティブな視点

人は、”自分”に対して、いくつかの異なった立場で、自分を認識しています。

大きく分けると、否定的な視点と肯定的な視点があるでしょう。否定的な視点とは、「私」に対して基本的に不満であり、欠点に注目し、糾弾し、裁き、変化を迫る視点です。例えるならば、検事と裁判官の視点といえましょう。以下にその立場による見方の具体例をみていきましょう。

A.検事の視点

「自分は、だめなやつだ。」「こんな事も出来ない自分は、無能だ。」「こんな馬鹿な自分は、死んだ方がよい。」「自分は、偽善者だ。」「自分は、うそつきだ。」「自分は、つみびとだ。」「自分は、失敗人間だ。」「自分は、最低最悪の人間だ。」 

B.裁判官の視点

「疑惑がある。」「裁かれるべき人だ。」「今のままではダメ人間だ。」「矯正し変わらなければならない。」「劣悪な環境がふさわしい人だ。」

 

いかがでしょうか?自分に対して、とても厳しく、とても鋭く糾弾し、とても冷たい目で裁いていますね。こんな事を他人から言われたら、きっとけんかになるはずですが、不思議ながらも、自分では自分のことをこんな風に評価する人は少なくありません。いや、むしろ、自己イメージが矮小で否定的な日本人にとっては、こうした視点は、おなじみのものなのかもしれません。(続く)

 

単行本『実践就活マニュアル』より抜粋

 

 

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単行本『実践就活マニュアル』

電子書籍版『実践就活マニュアル 第1巻 就活に必要な心構え』