元気と勇気と信頼の回復のために

頑張れ就活生!

 昨日は、大学のキャリア講座の一環としてJ大学のキャリアアドバイザーを担当してきました。すでに内定が取れた学生や、最終面接までたどり着いた学生もいましたが、まだ、多くの学生は、面接にもたどり着けないなど、厳しい状況でしたね。やはり現実の厳しさがよくわかります。

 本来なら箸が転んでも笑い転げるような年ごろの若者たちですが、今はとても苦しい逆境の中で、箸が転んでも涙が出る状態です。なんともかわいそうで、何とか力になりたいと改めて思った次第でした。

 今苦境にある学生たちには、このことだけは言いたいですね。「落とされているのは、あなたが悪いからではないのだ。」ということ。人事担当者は、採用に当たって、その人の本質や可能性など、その人そのものの素晴らしさなど、ほとんど見ていませんよ。現実的に、たかだか数分、数十分の面接で、そんなことが分かるはずがないのですから。オーラの泉の江原さんだって分からない。超能力者でもその人の素晴らしい潜在性や可能性なんか分からないのですから。

 人事担当者が見ているものは、シンプルに、「あなたが表現する自己PR」なのですよ。たかだか1分程度で話す自己PRで人の良しあしを判断している。だから、採用の現場ではとてつもなく誤解が多いことも事実なのです。もしあなたが落とされたとして、あなたに問題があるとしたら、それは、あなたの本質やあなたそのものではなく、あなたの表現する自己PRなのですよ。あなたは、自分で思っているほどちっぽけな存在ではなく、その可能性は想像以上に大きい。もしあなたが企業に勤めて大成功したとしたら、会社に数億円数兆円の売り上げや利益をもたらす可能性がある。やろうと思えば誰だって成功できる可能性を持っているんですから。

 だから、いつまでもいじけて泣いてばかりいるのではなく、発展途上の自分を大切にして、自分の人生の力強さを信じて、何よりも自己PRを徹底的に練り直し、1分で語る練習をして、再度就活に立ち向かってごらんなさい。一生懸命に頑張れば、必ず未来が開けてくるもんですよ。徹底的に準備をして、武器と防具を磨きあげていけば、必ず勝てる。応援していますから、頑張ってください!