連日国連総会での話題がニュースをにぎわしていますね。個人的には明るく希望の持てるニュースが多いので、うれしく思っています。
個人的に特に素晴らしいと思ったトピックスが3つあります。
1つ目は、鳩山首相が、温室効果ガスの25%削減を表明したこと。突っ込みどころ満載の目標値なので、反対勢力から猛反発が上がる可能性があるにもかかわらず、よく言ったと思います。世界中から大きな拍手で歓迎されていましたよね。こうした場面で日本が世界から共感されたことは今までにはなかったのではないでしょうか。実現化に向けていろんな問題はあると思いますが、個人的には産業界も協力し、努力すべきだと思いますね。もはや地球環境の悪化は待ったなしであり、近い未来には全人類の破滅もありうると科学的に予測されているのですから、収益性や競争力確保のためであれば多少の環境へのインパクトは致し方がないという考え方は、今後は厳しく裁かれるのだろうと思います。
2つ目は、オバマ大統領の演説です。演説の中で地球規模の問題を解決するための4つの柱として、①核不拡散と核軍縮、②平和の追求、③地球環境の保護、④平等な世界経済の推進、を提示し、「こうした課題の重大さに、我々の行動は応じ切れていない」と現状が問題であることと、早急に取り組まなければならない必要性を訴えていました。私も全くその通りだと思いますね。それぞれの問題は、近日中に人類の存亡にかかわる危機的な問題でもあります。また解決に向けては、世界全体が協力しなければならない問題でもあり、オバマ大統領のメッセージは、時宜を得た大切なものだと思います。
3つ目は、今日朝日新聞の一面に書かれていたものですが、国連安保理の全会一致で、「核なき世界」への実現を表明したこと。実現に向けていろんな問題があることも確かですが、こうした宣言は、未来への設計図であり、大きな共通認識された志として、非常に意義のあるものだと思います。
しだいしだいに、今まで感じてきた政治の世界の不自然さが取れてきて、少しずつ本来の当たり前のことが大切だといわれる時代になってきている気がします。いろんな不安な出来事は多数起こっていますが、明るい期待が持てるのではないかと個人的には歓迎しております。私もできることはやらなければなりませんが、こうした素晴らしいメッセージを放つリーダーたちには、ぜひ頑張ってほしいと願っています。