カテゴリー別アーカイブ: ⑩自尊心

kindle本「自尊心が全てを変える」 ⑥自尊心を回復するということ

(以下、kindle本「自尊心がすべてを変える」より抜粋)

⑥自尊心を回復するということ

ちなみに、自尊心を回復するということは、別人になるということではありません。

あすなろは檜になることはできませんし、ひまわりはバラになることはできません。

自尊心の回復とは、特殊な努力をして別人になろうとすることではなく、もともとの自分の輝きを取り戻そうとする試みです。

人は、多くの場合、自分の周囲に自分を囲い込み、封じ込める自分への呪いともいえる否定的な信念を持っているものです。

「ダメ人間」「運が悪い人間」「必要のない人間」「何をやらせてもうまくできない人間」「人に嫌われる人間」「生まれてこなかった方が良かった人間」・・・。

自尊心の回復とは、そうした呪いから自由になるということです。新たな信念を植え付けて自分を洗脳するということではなく、すでに植え付けられてしまっている呪い(思い込み)を解き、自由を取り戻すことを意味しています。

自由を取り戻した自分は、いまの想像をはるかに超えて輝かしく、力強いものなのです。

人は、別人になることはできませんが、自分らしい輝きを取り戻すことなら不可能ではありません。あなたは、本来のあなたでいる時こそが一番輝いている。ひまわりはひまわりとして堂々と咲いている時にこそ、一番輝くのです。

本書では、私の体験を通して学んだこと、さまざまな心理学上の理論を通して、大切な自尊心をどう回復していくことができるのかを探求していきたいと思います。

自分のことを好きになれずに困っている人、もしくは、そうした知り合いを応援したいと願っている人たち、大歓迎です。今困っているからこそ、起こる奇跡も大きいのだろうと思います。ともに、本書を通して、探求を進めていきましょう。

—————————————————————————————————–

当ブログにおけるkindle本「自尊心がすべてを変える」の一部紹介シリーズは、ここまでです。

ちなみに今回ご紹介した文章は、以下の全目次の中の「第1章 自尊心の回復が全てを変える 1.自尊心とは」の中の①~⑥まででした。

【kindle本「自尊心がすべてを変える」目次】
第1章 自尊心の回復がすべてを変える
 1.自尊心とは
   ①自尊心とは
   ②自分を好きになっても構わない、と言うか好きにならなければ大変なことになる
   ③日本人の自尊心は病んでおり、心には痛みが潜んでいる
   ④日本が国力を失ったのは自尊心のせい?
   ⑤人は変われる
   ⑥自尊心を回復するということ
 2.あらゆる心の闇は自尊心の欠如から生まれる
   ①心の闇の根本的な原因とは?
   ②健全なハートには強い免疫力がある
   ③自尊心の低い人の内面で起こっていること
   ④あらゆる心の闇は自尊心の欠如から生まれる
   ⑤不健康なハートは、愛すれば愛するほど愛する人を傷つけてしまう
 3.自尊心の回復がすべてを変える
   ①私が体験した自尊心回復のプロセス
   ②自尊心の回復がすべてを変える
   ③自虐は、最凶最悪の弱い者いじめ
   ④自尊心を回復し、自分らしく堂々と生きよう
第2章 自尊心回復の7つの原則
 第1原則「自灯明法灯明」
    <エクササイズ 「自尊心回復のための基盤づくり」>
 第2原則「自尊心を巡る誤解を解く」
   ①「自分を愛する」ことと「自己愛」は違う
   ②「こだわり」と「頑固さ」は違う
   ③「謙虚さ」と「自虐」は違う
   ④「自分にまける」のは「弱い」からではない
   ⑤「自分を信じる」ための条件なんかいらない
   ⑥利己主義と自尊は違う
    <エクササイズ 「自尊心を巡る誤解を解く」>
 第3原則「リラックスと集中」
   ①リラックスは最強最善のスキル
   ②優等生症候群
   ③なぜリラックスがこんなに難しいのか?
    <エクササイズ 「リラックスを深める瞑想」>
 第4原則「自分を受け入れる」
   ①「ありのままの私」とは
   ②受け入れるということ
   ③自分を受け入れるということ
    <エクササイズ 「ありのままの私を受け入れる」>
     (1)ありのままの私を受け入れられていないと言う現状を理解する。
     (2)ありのままの私を受け入れるための瞑想
 第5原則「自分に対する攻撃をやめる」
   ①自分の欠点に対する扱い方
   ②自虐は最凶最悪の弱い者いじめ
   ③自虐の生き方は過去の亡霊に支配される生き方
   ④人は、自分で生き方を選べる
   ⑤自虐を止める
   ⑥自己嫌悪ではなく反省をする
    ⑴現状認識
    ⑵原因探求
    ⑶対策
   ⑦忠実であるべきものは過去の亡霊ではなくこころざし
    <エクササイズ 「前向きに自分と向き合う」>
 第6原則「自己犠牲ではなく自己選択として生きる」
   ①自己犠牲は美徳?
   ②自己選択として生きる
    <エクササイズ 「自己犠牲を見直す」>
 第7原則「恐怖から自分自身を取り戻す」
   ①恐怖心とは
   ②マズローの欲求理論に基づく恐怖論
    ⑴生存危機の恐怖
    ⑵衣食住の恐怖
    ⑶疎外の恐怖
    ⑷存在価値の恐怖
   ③自尊心を持って生きる
    <エクササイズ 「恐怖と向き合い恐怖を癒やす」>
第3章 自分を生きる勇者となる
 1.そもそも“私”とは
   ①“私”とは?
   ②“私”とは体?
   ③“私”とは感情?
   ④“私”とは思考?
   ⑤“私”とはなぞ?
   ⑥“私”のなぞは、夢と冒険に満ちたロマン
 2.自尊心を生きる
   ①成長とは
   ②恐怖を乗り越える
   ③理想を定める
    第1ステップ 自分の使命に気づく
    第2ステップ 自分の理想を定める
   ④自尊心をもって理想を生きる

 

以上が、kindle本「自尊心がすべてを変える」の全目次です。自尊心回復に向けての考え方を分かりやすく解説している良い本だと思います。続きはぜひ本でご覧ください。

 

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kindle本「自尊心が全てを変える」 ②自分を好きになっても構わない、と言うか好きにならなければ大変なことになる

kindle本「自尊心が全てを変える」 ③日本人の自尊心は病んでおり、心には痛みが潜んでいる

kindle本「自尊心が全てを変える」  ④日本が国力を失ったのは自尊心のせい?

kindle本「自尊心が全てを変える」 ⑤人は変われる

kindle本「自尊心が全てを変える」 ⑥自尊心を回復するということ

 

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kindle本「自尊心が全てを変える」 ⑤人は変われる

(以下、kindle本「自尊心がすべてを変える」より抜粋)

⑤人は変われる

実は、私自身が、若いころは(今でもときどきそうですが)、はだはだしく自尊心が欠如した人間であり、自分も嫌いだったし、人も嫌いでした。人間関係なんて煩わしく疲れるもので、さまざまな問題行動を起こし、関係各所の方々に多大なる迷惑をかけてきた人間だったのです。

そのような人間が自尊心について語るのはおこがましいのですが、だからこそ、自尊心が欠如した人たちの痛みが良くわかるし、その重要性も良くわかるので、こうした話をさせて頂いております。

そんな私でしたが、さまざまなすばらしい人達と出会い、関わりながら、さまざまな仕事に挑戦し、探求していくことを通して、ゆっくりと徐々に徐々に不信と絶望が解け、肩の力が抜けてきて、自分も捨てたものではないということが理解できるようになると同時に、人間関係も決して恐怖と不安、戦いと傷つけあいではなく、その本質は、明るく、温かく、ダイナミックでエネルギッシュであり、むしろ自分を元気にさせてくれる尊いものなのだという確信を得ることができるようになりました。

現在では、若いころの自尊心が低く問題ばかり起こしていたころの私には、まったく想像もつかなかったような素敵な仕事、人材育成、教育の仕事に関わることができるようになっています。

そんな体験を通して、「人は変われるのだ」と私は信じています。人は、たいていの場合、自分で思っているほどちっぽけな存在ではなく、その潜在性や可能性は、人の皮肉な思惑をはるかに超えて偉大であると私は考えています。そうした大きな可能性を引き出すことができるカギこそ自尊心であり、自尊心の回復が、健康で幸せな生き方、自分らしく力強い生き方を導くのだと私は思うのです。

 

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kindle本「自尊心が全てを変える」  ④日本が国力を失ったのは自尊心のせい?

(以下、kindle本「自尊心がすべてを変える」より抜粋)

④日本が国力を失ったのは自尊心のせい?

自尊心は、人の経済力にも影響を及ぼすと考えられています。自分に自信がなく、うしろ向きで、引きこもりがち、挑戦をせずにびくびくと生きるような生き方をしていたら、きっとその人が本来成し遂げうる輝かしい可能性が封じ込められてしまうことでしょう。

最近の日本は、かつて「ジャパン アズ ナンバーワン」と言われていた世界経済の頂点を極めつつあった黄金時代と比べて、その輝きを失ったと言われています。

「日本の労働生産性は、主要先進7か国中最下位」
「かつては1位だった日本の世界競争力が、2015年には27位に転落」
「日本の技術革新は欧米の周回遅れ」
「世界経済のリーダーから世界の下請けに没落」・・・、

最近の新聞報道をにぎわす日本経済の危機的な状況を挙げると、枚挙に暇がありません。

なぜこんな事態に陥ってしまったのか?さまざまな原因はあるのでしょうが、私には、日本がこうした政治・経済共に力を失ってしまった背景には、日本人の自尊心の低さがある様な気がしてしかたがありません。

「どんなに調子が良い時でも自分の悪い所を見つけて欠点を責め、嘆く」
「悪いことがあると、いつもそうだったし、これからもずっと悪いことが続くと思う」

自尊心が低い人にはそんな悲観主義的な傾向が強いと言われています。日本の没落の背景には、そうした否定的で後ろ向きなメンタリティが影響していると言えるのではないでしょうか。

 

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kindle本「自尊心が全てを変える」 ③日本人の自尊心は病んでおり、心には痛みが潜んでいる

(以下、kindle本「自尊心がすべてを変える」より抜粋)

③日本人の自尊心は病んでおり、心には痛みが潜んでいる

しかし、残念なことに、この自尊心について、日本では大変大きな問題を抱えていると言われています。

結論から言えば、さまざまな国際比較の意識調査から、日本人は、世界の中で、自尊心が低く、自分に対して否定的、自虐的な傾向が大変強いということが分かってきています。

日本人は、世界一自分はダメ人間だと想い、計画を立ててもやりとげる自信がないと感じており、世界一孤独感を感じており、世界一夢を持てないと思っているのです。

日本人には謙譲の美徳と言うものがあり、こうした意識調査では、自分を良しとすることができないのだと主張する人がいますが、自分をダメだと感じ、人と関われずに引きこもり、希望を持つことができない心情は、決して健全な謙虚さではありません。

謙虚さと自虐は違うのです。謙虚さは、自分も他人も大切な存在だと思える心情であり、末永く良き人間関係が続く可能性がありますが、自虐の人はそうではありません。

自虐の人は、初めのうちは腰が低く謙虚な人のようにふるまえますが、時間がたって関係性が近くなればなるほど、自分に対するやり方を人間関係にも投影するようになり、自分に攻撃的であるように、近づいてきた他人に攻撃をするようになってしまうので、末永く良い人間関係をはぐくむことが困難なのです。

さまざまな考え方がありますが、私は、日本人の自尊心には、問題があると考えています。
自分が嫌いであり、自分は愛されておらず、いなくても良い存在なのだと感じている人が多いのではないかと考えております。

自分のことを好きになるという当たり前のことができないがゆえに、生きづらさを感じている人、困難を抱えている人が多いのではないかと感じているのです。
 

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kindle本「自尊心が全てを変える」 ②自分を好きになっても構わない、と言うか好きにならなければ大変なことになる

(以下、kindle本「自尊心がすべてを変える」より抜粋)

②自分を好きになっても構わない、と言うか好きにならなければ大変なことになる

私は、大学においてキャリア関係の授業を2つ担当しており、その中で自尊心の重要性について良くお話をさせて頂いておりますが、よく受講した学生から「自分を好きになってもいいんですね」と質問を受けたりします。その通り、自分を好きになっても構わないし、むしろ好きにならなければ大変な事態が人生に起こってきてしまうでしょう。

そもそも自尊心とは、自分の存在を尊いと感じることであり、あたりまえと言えば当たり前の心情です。自分の人生には価値があると思えるからこそ、困難があっても立ち向かうことができるだろうし、自分には可能性があると信じられるからこそ人生における様々な課題に挑戦することができるのだと言えましょう。

もしそのあたりまえの自尊心が欠如してしまっていたら、人はどうなってしまうと思いますか?
自分は欠点だらけの無力な存在で、取るに足らない意味のない存在だと思い込んでいたとしたら、人はどうなってしまうのでしょう?

もし自分にはできないと思い込んでいたとしたら、目の前の仕事をやり遂げる自信もわいてこないだろうし、他人と友情を育み協力し合えるとも思えなくなってしまうでしょう。

そもそも、そんな価値のない人間の言葉など、人に聞かせること自体が迷惑になると思ってしまい、なにかを人に話すこと、普通に人と対話することもできなくなってしまうかもしれません。

自尊心は、まさに、人が自分らしく健康に生きていく上での基盤ともいえる大変重要な必須要素なのです。

ですから、自分を大切にするべきなのだと言えます。

自分のありのままをそのままで良しと受け入れるべきなのだと言えます。

完璧ではないものの発展途上で頑張っている自分を信じるべきなのだと言えます。

自分の人生や存在を愛するべきなのだと言えます。

だって、自分すら大切にできないのに、どうして家族やお客様、他人を大切にできるでしょうか。

自分すら受け入れることができないのに、どうして欠点ある他人を仲間として受け入れることができるでしょうか。

自分すら信じることができないのに、どうしてよくわからない他人を信じることができるのでしょうか。

本当の所、自分を愛せなければ、他人を心から愛することなどできません。そのように演じることはできるかもしれませんが、それは本音ではないのです。

それは、遠い関係の他人のみならず、近しい家族や恋人、自分の子供のように愛することが当たり前と考えられる人たちに対しても同様なのです。

 

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kindle本「自尊心が全てを変える」①「自尊心とは」

最近出版したkindle本「自尊心がすべてを変える」は、少しずつですが、購読してくださる方が増えてきています。

また、仕事柄、こうした自尊心関係の講話をさせていただく機会も増えてきており、まさに時代が健全な自尊心の回復を求めているのではないかと思います。

当書は、自尊心への誤解を解消し、健全な自尊心を回復するとともに、自分本来の個性や力強さを引き出すきっかけとなるとても良い本だと思います。

もっともっと広く多くの人に読んでもらいたい、そんな願いがあり、当ブログでも、少しだけ当書籍を紹介していきたいと思います。

当書籍は、自尊心をどう回復するのかを「自尊心回復の7原則」と題して書いておりますが、そのテーマに向けての序章として、自尊心の重要性や回復の意義について書いている部分をシリーズでご紹介していきたいと思います。

今回はその第一回目、「自尊心とは」です。

【①自尊心とは 「自尊心がすべてを変える」より抜粋】

①自尊心とは
「自尊心」と聞いて、みなさんは、どう感じますか? 自尊心と言うものに対して、どんなイメージを持っているでしょうか? 「自尊心が高い人」ってどんな人だと思いますか? あなたは、「自尊心の高い人」を友達にしたいと思いますか?

実は、日本においては、自尊心と言う言葉を巡って、とても大きな誤解が起こっているのです。

日本においては、自尊心とは、傲慢さやうぬぼれ、思い上がり、と言った意味で解釈されることが多く、持つべきものではない性格だと認識されることが多いのではないでしょうか。

しかし、欧米においては、自尊心は、self-esteemと呼ばれており、それは育むべき美徳であって、傲慢さやうぬぼれの意味も含まれるprideとは違うものだと認識されています。そう、欧米においては、自尊心は、「勇気」「誠実」「やさしさ」などと言った美徳と同列に扱われており、子供のころから育むべき徳性であると考えられているのです。

心理学上の自尊心とは、ありのままの自分を無条件で受け入れることを言います。

ありのままですので、自分の欠点、おっちょこちょいで、間抜けなところがあり、よく失敗をする自分の弱い側面も含まれることになりますが、そういうあまり好きにはなれない自分をも受け止めることができるメンタリティが自尊心なのです。

心理学では、この自尊心は、大変重要な要素であり、コミュニケーションやリーダーシップ、キャリアや結婚、健康や寿命にまで、良くも悪くも大変大きな影響を及ぼすと考えられています。

前著の「自尊心の重要性」でも書きましたが、不健康でネガティブな自尊心は、凶悪少年犯罪、幼児虐待、ドメスティックバイオレンス、依存症、うつ、自殺、などなど、現代社会を彩る様々な病理の原因とも考えられている一方で、力強く健全な自尊心は、その人のたくましく輝かしい生き方、リーダーシップを発揮する生き方、自分らしく主体的な生き方を導くとも言われています。

 

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自尊心を回復するということ

自尊心を回復するということは、別人になるということではありません。
あすなろは檜になることはできませんし、ひまわりはバラになることはできません。
自尊心の回復とは、特殊な努力をして別人になろうとすることではなく、もともとの自分の輝きを取り戻そうとする試みです。
人は、多くの場合、自分の周囲に自分を囲い込み、封じ込める自分への呪いともいえる否定的な信念を持っているものです。
「ダメ人間」「運が悪い人間」「必要のない人間」「何をやらせてもうまくできない人間」「人に嫌われる人間」「生まれてこなかった方が良かった人間」・・・。
自尊心の回復とは、そうした呪いやそれに伴う恐怖から自由になるということです。新たな信念を植え付けて自分を洗脳するということではなく、すでに植え付けられてしまっている呪い(思い込み)を解き、自由を取り戻すことを意味しています。
自由を取り戻した自分は、いまの想像をはるかに超えて輝かしく、力強いものです。
人は、別人になることはできませんが、自分らしい輝きを取り戻すことなら不可能ではありません。あなたは、本来のあなたでいる時こそが一番輝いている。ひまわりはひまわりとして堂々と咲いている時にこそ、一番輝くのですから。

<関連書籍>

 

kindle本「自尊心が全てを変える」を出版しました

電子書籍kindle本「自尊心が全てを変える」を出版しました。

自尊心の心理学シリーズと題して2014年にその第1巻「自尊心の重要性」というKindle本を出版しておりますが、今回の「自尊心が全てを変える」はその第2弾となります。

第1巻目が自尊心は生きる上での基盤となる大切な要素であることが書かれているのに対して、今回の第2巻目は、大切な自尊心をどう回復していくのかについてその考え方と方法が「自尊心回復のための7原則」と題して書かれています。

また理論のみならずエクササイズも盛り込まれており、読み方によっては単なる読書を超えて実際に自尊心の回復を体験できるかもしれません。

第1巻目を書き上げたときには、もうこれ以上のものを書けないだろうと思っていましたが、その後、遅筆ではあるものの当ブログにて書き足してきたこと、研修開発した教材などを加えて、ようやく完成させることが出来ました。これも、当ブログに見に来てくださっている読者がいたからこそです。読者の皆さんに心から感謝申し上げます。

完成した本は、自画自賛ですが、とても良い本だと思います。

読み返してみて自分もこの本に勇気づけられました。

願わくば、多くの方々、特に人生に生きづらさを感じ、困難にもがき、それでも何とかしたいと願い、奮闘している同志たちにとって価値のある本でありますように!

【kindle本「自尊心がすべてを変える」目次】
第1章 自尊心の回復がすべてを変える
1.自尊心とは
①自尊心とは
②自分を好きになっても構わない、と言うか好きにならなければ大変なことになる
③日本人の自尊心は病んでおり、心には痛みが潜んでいる
④日本が国力を失ったのは自尊心のせい?
⑤人は変われる
⑥自尊心を回復するということ
2.あらゆる心の闇は自尊心の欠如から生まれる
①心の闇の根本的な原因とは?
②健全なハートには強い免疫力がある
③自尊心の低い人の内面で起こっていること
④あらゆる心の闇は自尊心の欠如から生まれる
⑤不健康なハートは、愛すれば愛するほど愛する人を傷つけてしまう
3.自尊心の回復がすべてを変える
①私が体験した自尊心回復のプロセス
②自尊心の回復がすべてを変える
③自虐は、最凶最悪の弱い者いじめ
④自尊心を回復し、自分らしく堂々と生きよう
第2章 自尊心回復の7つの原則
第1原則「自灯明法灯明」
<エクササイズ 「自尊心回復のための基盤づくり」>
第2原則「自尊心を巡る誤解を解く」
①「自分を愛する」ことと「自己愛」は違う
②「こだわり」と「頑固さ」は違う
③「謙虚さ」と「自虐」は違う
④「自分にまける」のは「弱い」からではない
⑤「自分を信じる」ための条件なんかいらない
⑥利己主義と自尊は違う
<エクササイズ 「自尊心を巡る誤解を解く」>
第3原則「リラックスと集中」
①リラックスは最強最善のスキル
②優等生症候群
③なぜリラックスがこんなに難しいのか?
<エクササイズ 「リラックスを深める瞑想」>
第4原則「自分を受け入れる」
①「ありのままの私」とは
②受け入れるということ
③自分を受け入れるということ
<エクササイズ 「ありのままの私を受け入れる」>
(1)ありのままの私を受け入れられていないと言う現状を理解する。
(2)ありのままの私を受け入れるための瞑想
第5原則「自分に対する攻撃をやめる」
①自分の欠点に対する扱い方
②自虐は最凶最悪の弱い者いじめ
③自虐の生き方は過去の亡霊に支配される生き方
④人は、自分で生き方を選べる
⑤自虐を止める
⑥自己嫌悪ではなく反省をする
⑴現状認識
⑵原因探求
⑶対策
⑦忠実であるべきものは過去の亡霊ではなくこころざし
<エクササイズ 「前向きに自分と向き合う」>
第6原則「自己犠牲ではなく自己選択として生きる」
①自己犠牲は美徳?
②自己選択として生きる
<エクササイズ 「自己犠牲を見直す」>
第7原則「恐怖から自分自身を取り戻す」
①恐怖心とは
②マズローの欲求理論に基づく恐怖論
⑴生存危機の恐怖
⑵衣食住の恐怖
⑶疎外の恐怖
⑷存在価値の恐怖
③自尊心を持って生きる
<エクササイズ 「恐怖と向き合い恐怖を癒やす」>
第3章 自分を生きる勇者となる
1.そもそも“私”とは
①“私”とは?
②“私”とは体?
③“私”とは感情?
④“私”とは思考?
⑤“私”とはなぞ?
⑥“私”のなぞは、夢と冒険に満ちたロマン
2.自尊心を生きる
①成長とは
②恐怖を乗り越える
③理想を定める
第1ステップ 自分の使命に気づく
第2ステップ 自分の理想を定める
④自尊心をもって理想を生きる

自己犠牲ではなく自己選択として生きる

私は、「自分を犠牲にして他人を助けることは、美しいことだ」と教えられてきました。ですから、子供の頃は、忠実にそうあろうと思い、いろいろと努力したものです。しかし、そうした努力は、たいていの場合実を結ぶことはできませんでした。自分のためではなく人のために何かをしようと思っても、それは、自己犠牲どころか、必ず自分のためになることにつながっていたからです。

純粋に他人のためだけにやっているのだと思い込んでも、どこかしら自分の得になる要因が必ずありましたね。かっこいいヒーローになったような気がして自己陶酔ができましたし、人からほめられてうれしかったし、人から「大変だったね」と同情されたし、何しろ人から注目を集めることができて得意気な気持ちになるなど、私にとっては犠牲の悲しみを体験したと言うよりはひそかな喜びを感じておりました。

私は、「自らを省みずに人のためにやったのだ」と言った時、決してそんなかっこいいことではなく、きっと名誉であるとか名声のような秘めた欲求と引き換えに行っていたような気がして、「自己犠牲の精神」にはたどり着けていないような、むしろ「尊い自己犠牲の心」を傷つけているような罪悪感を感じていたように思います。

しかし、そうした純粋な自己犠牲の精神と言うものは、本当に存在するのでしょうか?また存在したとしても、それは尊いのでしょうか?

いろんな考え方があるのでしょうが、私は、そのあたりは、非常に微妙なところであるような気がしています。だって、自分を犠牲にしたら自分の両親が悲しむじゃないですか。悲しむ人や苦しむ人を生み出す行為は決して尊い最善の行為とは言えませんよね。犠牲と言う言葉には、どこかしら悲しみやネガティブな要素が入っているのだと思います。暗いし陰気くさいし、太陽のような圧倒的な明るさが無い。何かもっとハッピーエンドな問題解決方法があるかもしれないのに、そんな探求をあきらめて、「それ以外の選択肢がなかったんだよ」なんて巧妙な言い訳をしながらどこかで自分を正当化できそうな悲劇を選んでしまった弱さや暗さがあるような気がします。

そもそも、犠牲の上で助けられた人は、うれしいのでしょうか?私だったら、あまりうれしくはないですね。私の性格にもよるのでしょうが、むしろ、「他人を犠牲にして自分が助かるなんて自分はダメなやつだ」「自分は助けた人を犠牲にしてしまった加害者だ」と感じてしまい、それを合理化するために「余計な事をしてくれるな」「他人のことではなく自分のことをまず大事にしてくれよ」「自分も救えないやつに救ってもらいたいなんて思わないよ」なんて思いがやってきてしまいます。少々罰当たりかもしれませんが。

結局のところ、自己犠牲は、自分を犠牲にするので自分を幸福にすることもできませんし、助けた人を犠牲の搾取者と言う加害者にしてしまい、心を罪悪感の呪いでしばりつけて支配してしまうことにつながり、助けた人たちの心にも不幸の影を落としてしまうのです。

ですから、自己犠牲は、決して美徳ではありません。

私は、大切なことは、自己犠牲ではなく自己選択なのだと思います。
自己選択とは、自分で意識的に自分が大切にしているものを選ぶということです。そして、それはあくまでも自分のため、自分の価値のために自分が選んだ行為であり、それは自尊心を持った意志であって犠牲ではありません。ですから、その恩恵にあずかる人も、罪悪感を感じる必要がないのです。
例えば、「あなたが働く」ということに関して、自己犠牲の視点からそれを表現すると、「苦労を引き替えに家族のために働く」となり、自分も苦労の被害者となりますし、家族も苦労を搾取する加害者にしてしまいまうでしょう。

しかし、それを自己選択の表現に変えると、「家族が幸せに生きることが私にとっての喜びなので、その喜びのために、苦労しないで楽に生きることよりも苦労をいとわずに働く事を選ぶ」という意志となり、自分も自分の(喜びの)ために働くので被害者ではなく、家族も他人の苦しい労働を搾取しているわけではないので、一切の罪悪感を感じる必要はなくなるでしょう。結果的に、あなたは喜びを実現できて幸せであり、家族は心からあなたの強さを誇りに思えるだろうし、感謝の思いが自然にわいてくることでしょう。

たとえ「自分の命を引き換えにしてでも人を助ける」と言う行為であっても、それを自己犠牲の視点から見るのではなく、自己選択の立場で見たいのです。
もしそれが自己犠牲によるものだとしたら、犠牲になった人も不本意で不幸だったであろうし、助けられ残された人たちも、決して無条件の安堵と歓びを享受することはできません。人に犠牲を強いた加害者としての罪悪感に一生を通して縛られ、心に影を落とすことになってしまうことでしょう。

もしそれが自己選択であったならば、亡くなった方は、自分のため、自分の信念のために生きたという満足を得て、自分の肉体の命よりも大切なものを選んだ強さを誇りに思うことができただろうし、残された助けられた人たちは、自分自身を“犠牲を踏み台にした加害者”としてではなく“命がけで愛された者”として自分たちを肯定的にみることができるのです。結果的に、深い心からの尊敬と愛をもって亡くなった方に感謝することにつながるでしょう。

心の基調が、自己犠牲であることと自己選択であることは、そうした大きな違いを生み出すことになると言えるのです。

人間尊重のリーダーシップ ~同志へのメッセージ~

人には、全く性質の異なる2つの動機がある。

一つは、『自分には、何かが欠けている。欠けているものを手に入れなければ苦痛であり、恐怖であり危機である。 だから何としてでも獲得しなければならない。』と言う信念に基づく欲求だ。
それは、不安と恐怖にたきつけられる渇望であり、欠乏動機と呼ばれる。

もう一つは、『自分には充分な力と価値がある。自分の素晴らしさを表現したい。未知なることに挑戦したい。』 と言う信念に基づく欲求だ。
恐怖の束縛から自由となった人に訪れる情熱であり、人本来のまさに魂の欲求、実存動機と呼ばれる。

多くのマネジメントは欠乏動機を利用してきた。
欠乏動機による管理とは、あめとムチによる管理とも言える。
恐怖心に働きかけるリーダーシップは、やろうと思えばだれにでもできる簡単な方法であり、
一旦行い始めると確実に効くこと、安定的であり将来の予測を立てやすいと言う強みがある。
しかし、反面、メンバーのモチベーションは低下し、
防衛的かつ攻撃的風土を助長するので、官僚主義が跋扈し、生産性や成長性は、必ず頭打ちとなる。

多くのリーダーは、厳しい競争にさらされており、不安と恐怖の中にいる。
強力な圧力が常にかけられており、心無い攻撃により、心身ともに満身創痍だ。
だから、その多くが、自尊心の糸が切れると、いとも簡単に恐怖心に首を垂れることになる。
『自分は、みじめで孤独な力ないダメ人間だ。自分もそうであるように、他人もそうだ。 自分は被害者であり、こんなに苦しんでいるのだから自分を守るためなら、人を傷つけても許される』 と信じ込み、恫喝を使うことに躊躇がなくなる。
自らが恐怖の代理人となるのだ。
あめとムチを使い始めた当初は、目覚ましい効果が出るので、どんどんその傾向を強めるが、 遅かれ早かれ、必ず頭打ちとなり、結果的には、自ら奮った力によって滅ぼされることになる。

しかし、その困難を乗り越えた実存動機を哲学とするリーダーも存在する。
実存動機によるリーダーシップとは、人を大切にして、人の持っている素晴らしい潜在性と可能性を信じ、 引き出そうとするリーダーシップだ。

実存動機を哲学とするリーダーの歩む道は平坦ではない。

人を大切にしたからと言って、相手がそれに応えてくれる保証はない。
そうしたからと言って、誰にも褒められるわけでも応援されるわけでもない。
むしろ、皮肉屋から「お人よしの間抜けな奴」冷笑されることもあるだろう。
実存のリーダーには、そんな痛み、不信感を乗り越える勇気が必要だ。

また、人の心からのやる気と能力は、本質的に不安定だ。
良い時は奇跡的な成果を出すが、悪い時は、永く無力だ。
実存のリーダーには、そんな浮き沈みをものともしない強い忍耐力と信念が必要だ。

さらに、人の可能性にかけるということは、将来の見通しも立ちづらいと言うことだ。
実存動機による成長は、まさにイノベーションによる成長だ。
まったく新しい商品の開発、新しい顧客との出会いによる、ある意味で奇跡による成長だ。
しかし、奇跡は、コントロールはできない。
奇跡を、事前に予測することはできない。
だから、未来の計画を立てることができない。
本質的に、実存動機は、管理とは相性が合わないのだ。

しかし、ひとたび実存動機が機能し始めた組織には、奇跡が起こる。
メンバーのハートは鼓動し始め、目の輝きが明らかに変わる。
分離感が癒され、心が開かれ、情熱と叡智が交流を始める。
現状の課題と問題点が、偏見によるゆがみを経ることなく、その真実が分かり、対処される。
今までは想像もしなかったような全く新しいアイデアや工夫が、 日常のあらゆる仕事の場面で創造され、実践されて、あっという間に現実が変わっていく。
結果的に、生産性と創造性は、想像を超えて高まり、奇跡的な成長を遂げていくことになる。

今、時代は大きく変わろうとしている。
むき出しのエゴイズムは、消費者から嫌われ、高い意識の経営が評価され、株価を上げる時代となっている。
原始的な資本主義から、高い意識の資本主義へと、静かに、ゆっくりと変わろうとしている。
そのような中で、求められるリーダーシップは、まさに、実存動機を哲学とするリーダーシップだ。

しかし、あめとムチによる欠乏動機のリーダーシップではなく、人間本来の可能性を引き出す人間尊重のリーダーシップ という理想を担える存在は、そう多くはない。
その数少ない存在の中の一人は、あなただ。

被害者意識に甘えて、強い分離感に身を任せてはいけない。
勝つべきものは、相手ではなく、自分自身なのだ。
皆がそうだからと言って、絶望に身を染めてはいけない。
一隅を照らす光となるのだ。

あなたには、泥沼に落ちようとしている仲間を救い出す責任がある。
知っているなら、あきらめても手を緩めてもいけない。
真に仲間を守る戦士になるのだ。

あなたは、断じて欠点だらけの無力な存在ではない。
あなたの潜在性と可能性は、今の想像をはるかに超えて大きい。
その可能性を信じてみよう。
自分にするように、仲間の可能性も信じてみよう。
奇跡への一歩はそこから始まるのだから。